お口の渇きに唾液腺マッサージ
唾液には、「病原体から体を守る」、「食べ物を消化する」、「粘膜を保護する」、「お口の自浄作用」、「抗菌作用」、「歯の再石灰化」など様々な働きがあります。
唾液は口腔内にある「唾液腺」から分泌されており、成人の分泌量は1日あたり1.0~1.5リットルほどです。
しかし、唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります。口の渇きやネバつきを感じることが多い場合には、唾液腺マッサージや舌のトレーニングも有効です。
また、唾液は運動や刺激によっても分泌量が増えるので、話す・歌う・笑うなど日常的に口を動かすことは、もっとも手軽なトレーニングといえます。
今回は唾液腺マッサージを紹介したいと思います
①耳下腺マッサージ
指数本を耳の前(上の奥歯あたり)に当て、10回ほど円を描くようにマッサージしていく。
②顎下腺マッサージ
顎のラインの内側のくぼみ部分3~4か所を順に押していく。目安は角ポイントを5回ほど。
③舌下線マッサージ
顎の下あたりの柔らかい部分に両手の親指をそろえて当て、10回ほど上方向に押し当てる。
①②③を1セットで力を入れずに指で軽く圧迫するように行いましょう。
唾液腺マッサージは、毎食前に行うのがおすすめです。唾液の分泌が促進され食べ物が飲 み込みやすくなり、食べこぼしやむせを減らすことができると言われています。
パタカラ体操とあわせて行うのも良いと思います。
リーフレットもご用意しております。気になった方はお気軽にスタッフにお声がけください。