舌筋トレをしましょう
口を閉じて、なにも意識しない状態で舌の先がどこにありますか?
通常、正しい舌の位置は、舌が上あごのくぼみ(硬口蓋:こうこうがい)にピッタリとくっついていて、舌先は上あご前歯の付け根の上にある状態です。
※よくわからない方は、【舌 スポット】で検索してみてください。
正しい位置に舌を置いていない方は要注意!!
口呼吸になっていたり、お口がぽかんと開いていたり、二重あごや顔のゆがみ、たるみの原因にもなるそうです。お子さんも、集中している時にお口ぽかんになっていないか注意してみてください。
ベロを正しい位置に置いていないのは下の筋力が衰えている可能性があります。舌の筋トレには「あいうべ体操」がおすすめです。
あいうべ体操は
「あー」と大きく開く
「いー」と口を大きく横に開く
「うー」と口を前に強く突き出す
「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
※お口が開きづらい方は無理のない程度におこなってください
これを1セットとし、1日に30セットを目安に続けることで舌と表情筋が鍛えられます。口呼吸やお口ぽかんの方は、地道に続けると自然と口を閉じれるようになります。
口呼吸のこわさ
お口はもともと呼吸をするための器官ではなく、物を食べたりお話をするための器官なのです。
口でも息はできますが、口から息を吸うとお口中が乾燥してしまいます。お口の中が乾燥していると雑菌やウィルスがのどや舌に付着しやすく。風邪などを引きやすくなります。また、お口の中で繁殖した雑菌が誤嚥により気管に入ってしまうと誤嚥性肺炎を引き起こす原因となるのです。口臭や歯肉炎、歯周病にもなりやすいです。
睡眠中の口呼吸は、負荷が掛かる呼吸であるため睡眠障害や慢性疲労など、さまざまな症状や疾患を引き起こします。心当たりのある方は専用のお口に貼るテープ等を使ってみるのもおすすめです。
あいうべ体操は子供から高齢の方まで誰でもできます。道具の準備もいりません。トイレで、お風呂で、寝る前に、などなど、何かのついでに行うのも良いですね。