歯医者さんがすすめるお口の体操
今回は、いつでもどこでも誰でもできるお口の体操を3つ紹介したいと思います。
毎日継続して続けるのはなかなか根気が必要ですが、とても簡単な体操なので、ぜひ毎日行ってみてください。 どの体操も所要時間は5分以内です
【あいうべ体操】→「あいうべ~」を1セットとし、1日30セット
以前にもご紹介したあいうべ体操は、口呼吸を鼻呼吸に改善が期待できるお口の体操です。
さらには、このあいうべ体操、アトピーなどのアレルギーの病気やインフルエンザなど呼吸器の病気、うつ病などの心の病や便秘などのお腹の病気にまで効果が期待できます。
やり方は簡単
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に開く
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「べ~」と舌を突き出して下に伸ばす
顎関節症の人やあごを開けると痛む場合は、回数をへらすか、「いー」「うー」のみをくり返してください。無理は禁物です
「滑舌がわるくなった」「食べこぼし」「むせる」など些細なお口の変化が気になる方には、のどを鍛え、飲み込む力を強くするための体操をおすすめします。
お食事の前や空き時間にできれば毎日取り入れてください。
【嚥下おでこ体操】→毎食前や空き時間に5~10回
①おでこに手の付け根をあて、手とおでこで押し合う
②おへそをのぞき込むように、おでこを下方向へ
③のどぼとけ周辺に力が入るようにして5秒キープする
頚椎症や高血圧の方は注意して行ってください。
【パタカラ体操】→毎食前に各10回
「パ」しっかりと口を閉じて
「タ」舌を上あごにくっつくように発音する
「カ」のどの奥を意識して発音する
「ラ」舌を丸めるように発音する
やり方1.単音の発音
「パ」「タ」「カ」「ラ」のように1音ずつ発音する。
やり方2.連続の発音
「パパパ……」「タタタ……」「パタカラ、パタカラ……」のように連続して発音する。
待合室にリーフレットも用意してありますので、お声がけください。